NPO法人健康と温泉フォーラムは医療、環境、施設等、温泉保養地に関わるあらゆる分野における専門家を中心とした団体です。
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温泉 テルメ Q&A vol.4
お湯に浸って宴会をして・・こんな具合に軽い気分で温泉に出かけていませんか。でも温泉には身体にいいことが山ほど。基礎知識を頭に入れ、目的を決めて温泉に出かけた方が得。

■Q7.かぶり湯をすれば、脳貧皿が防げるのでしようか?
□A7.かぶり湯やかけ湯には、身体を湯の湿度に少しずつなじませ、つかった時の温度差による身体への刺激を少なくする役割りがあります。急に熱い温泉に入るとクラッとすることがあるのは皮膚の末梢血管が急激に拡張して血流が増大し、そのために脳へまわる血液が少なくなるためです。
そこで浴槽に入る前に、頭に何杯か湯をかぶって頭部の血管を拡張させ、血行を良くしておけば、目まいを起こすことを防げます。
同様にかけ湯も手足の端から徐々に身体全体に湯をかけ、末梢の血管を拡張しておくと、入浴による初期血圧上昇を防ぐことができます。


■Q8.温泉から上がったあと、真水で洗い流しちやいけないって本当?
□A8.入浴後、身体についた温泉の有効成分は、入浴後も皮膚から吸収され少しずつ身体の中に浸透していくので、水などで洗い流さないでください。柔かいタオルで水分を軽くふきとる程度にしておきましょう。ただし、皮膚が弱くて湯ただれを起しやすい人、粘膜の過敏な人は、硫黄泉や酸性泉に入浴した場合、入浴後、真水で身体を洗い温泉成分を洗い流す必要があります。
入浴後は湯ざめに注意し、必ず30から60分くらい休憩をとり保温と安静を守ってください。入浴は温熱による新陳代謝の高進と、静水圧などによる心臓循環器系への負担が重なって、かなりのエネルギーを消費します。正常な状態に戻るまで2時問程度はかかります。だから浴後は十分な休息が必要です。





入浴をより豊かで楽しいものにするために、ハーブバスを始めませんか?
ハーブは生でもドライでもOK。1回につき、10gから20gが目安。
湯舟に浮かべてもいいけど、後の掃除が大変なのでガーゼなどの小袋があると便利です。
沸かすタイプのバスなら水の状態のときから、お湯を注ぐバスなら蛇口に袋をつるしておきます。
コンフリー
ムラサキ科の多年草。アラントインという物質を含み、細胞の働きを活発にする効果がある。
荒れ肌、あかぎれ、傷などにも効き、バスハーブとしては欠かすことができない。


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