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ブラジルの桃源郷
ブラジル=アラシャー温泉






 ミナス、ジュライス州はコーヒーとアクアマリーンの産地である。州の地方都市アラシャーから4kmほどの田園地帯にアラシャー温泉がある。標高は945km、小さな湖畔にはホテル、飲泉施設などが木の間隠れに立地し、保養公園となっている。この湖を中心とした、緑豊かな丘陵地にホテル、民家が散在し、いわば桃源郷の雰囲気。

 アラシャーにはフォンテ・アンドラーテ・ジュニオール、フォンテ・ドナ・ページャという名の2つの源泉がある。これら2つの泉が知られるようになったのは今世紀初頭。美容に精力回復にすぐれた効果があるとされ、遠くヨーロッパ諸国から保養客が訪れるようになったといわれる。






 この温泉地の中心となるのが湖畔沿いにある1944年開業のグランデホテル。石材、ガラス、シャンデリアなど、ヨーロッパからの輸入材を用いた古典様式の巨大な建築物でホテルとメディカルセンターの2つの棟から成る。ホテルは1,000人以上の収容が可能、レストラン、バー、カフェテラスをはじめ会議場、娯楽室、読書室、ショッピング街などの諸設備が整っており、ブラジルでも有数のホテルである。



 メディカルセンターは温泉プール、泥浴、温泉浴、泥パック・吸入、サウナ・圧注浴・マッサージなどの各部門で構成され、代謝病、リウマチ、糖尿病、皮膚病などの治療を行う本格的な施設である。

 当センターは2つの源泉を用いている他、泥と源泉を混ぜ、泥浴や泥パックとして利用している。泥を用いた石けんは当地域の名産で、ブラジル女性に人気がある。




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