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[アロマテラピー] |
ストレスのかたまりである現代社会に生活する私達は時々、自分自信をリラックスさせる時間が必要です。 こんな時、アロマテラピーは有効な方法のひとつと考えられます。 店頭には目的別に各種の精油(エッセンシャルオイル)が陳列、販売されていますので好みにより気軽に利用するのもいいでしょう。 |
■アロマテラピー(Aromatherapy)とは? |
アロマ(芳香)とセラピー(治療)を合成した言葉で芳香療法といわれます。 その歴史は古く、古代エジプト、ギリシャ、ローマ、中国等で民間療法として実用化されていたようです。 20世紀にはいり、フランスの比較病理学者R.M.Gattefosseにより精油の生理活性が注目され、これらを利用した治療法をアロマテラピーと命名しました。 天然植物の香りを嗅ぐことにより、人間の自然治癒力をたかめ、主として神経系に対する効果が期待されます。 (心理的効果を目的とするためアロマコロジーAromachologyともいわれます) |
■アロマテラピーの具体例 |
1) 吸 入 * お湯の入ったボウルに精油を数滴たらし立ち上がる蒸気を吸い込む。 * ティシュペーパーやハンカチ等に数滴たらして吸い込む。 * 空間に香りをつける。 ・ エアゾール・インセンス・キャンドル・香りランプ等 2) 湿 布 * 水叉はお湯を入れた容器に精油を数滴たらしタオル等に含ませて用いる。 (目的により温湿布・冷湿布と使い分ける) 3) 入 浴 * 浴槽のお湯に数滴の精油を投入し、よくかき混ぜる。 比較的、ぬるめの湯を用いて全身をゆったり浸す。 半身浴、足浴等にも利用すれば効果が期待できる。 4) マッサージ * ベースとなるオイルに適量の精油を配合し、皮膚をマッサージする。(エステティックサロン等で盛んに行われている) |
■人体に及ぼす効果・影響の計測法例 |
1) 官能検査 臭覚の識別能力の優れた人による検査 2) 自律神経活動 * 心電図(時間的変動特徴から神経系への効果を比較) * 瞳孔反応(瞳孔反射を利用し、臭覚障害の診断に用いる) * 血流・脈波・血圧(指尖脈波/指尖温度等を測定) * 皮膚電位活動(精神性発汗部位における変動を測定) 3) 脳の電気活動 * 誘発電位(臭覚刺激装置を用いて振幅を測定) * CNV(警告刺激と命令刺激を一定時間の間隔で呈示することにより 得られる二つの刺激の間に生ずるゆるやかな陰性変動を測定) * 脳波(α波の出現様式から測定) |
■CNV測定により得られた香りの効果例 |
1) 覚醒効果のある香り ・ ローズオイル・ジャスミンオイル・ペパーミントオイル ・ クローブオイル・ブラックペパー・ネロリーオイル ・ バジルオイル・イランイランオイル等 2) 鎮静効果のある香り ・ ラベンダーオイル・レモンオイル・オレンジオイル ・ セージオイル・ジンジャーオイル・ベルガモットオイル ・ サンダルウッドオイル・マジョラムオイル・カミツレオイル等 |
★最近では部屋を暗くし、インセンスの香りを嗅ぎながら、リラックスできるお好みのCDを聞くのが静かなブームのようです。 香りのある生活を楽しみましょう。 |
(高砂香料工業(株)パンフ参考) |
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