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[端午の節句・菖蒲湯] |
若葉がまぶしい季節となりました。 五月空には鯉のぼりがはためき、部屋には武者人形が飾られる季節でもあります。 端午の節句に菖蒲湯に入る起源は古代の中国にさかのぼると言われていますが日本では室町時代に始まったと言われています。 邪気を払い、健康を維持しようという目的や定かではありませんが菖蒲が尚武や勝負に通じることから男子の節句に行われるようになったとも言われています。 |
■菖 蒲 |
単に菖蒲と言う場合には花菖蒲(アヤメ科)をさしますが菖蒲湯に用いる菖蒲はサトイモ科の植物です。 菖蒲の根、葉など全草を利用します。 成分は精油の含有量が多くアザロン、セスキテルペン、オイゲノール、アコロン、アコロキシドなど多種の成分を含有しています。 精油が皮膚や毛細血管を刺激し血流促進効果を示し、神経痛、リュウマチ、腰痛、疲労回復、鎮痛などに効果があるとされ鎮静、保湿作用も期待できます。 又、揮発性油成分の芳香によりリフレッシュ効果(アロマ効果)が得られ、リラックスできます。 |
■使用方法 |
菖蒲の根を天日乾燥して布の袋に入れ煮だします。 煮汁を浴湯に入れて用います(根は葉より血流促進効果が高いと言われています) 葉はそのまま浴湯に浮かべて用います。 |
■入浴剤 |
「入浴剤」にも菖蒲エキスを配合した商品がいろいろとありますので利用してみるのもいいでしょう。 |
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