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駿河酔太郎よもやま話 バスルーム





[浴室のお掃除]

一日の疲れを癒すリラックス空間としての浴室はいつも清潔に保ちたいものです。
浴室は高温、多湿、栄養分等カビも発生しやすく、汚れも目立つ場所でもあります。
今回は浴室の汚れ、お掃除について考えてみましょう。



■浴槽の汚れは主に人体皮脂の汚れ、毛髪や砂、土等の無機物他が混じりあったものです。
 入浴すれば当然、これらの汚れが浴湯中に落ちてきます。
汚れは浴槽表面に付着し湿潤、乾燥をくり返すうちにガンコな汚れとなり取れにくくなります。
 又、使用している水質(鉄、カルシウム、マグネシウム等の金属イオン)の影響を受けることもあり例えば「もらいサビ」「金属石鹸の生成」等が見られます。




■市販されている浴槽・浴室用の洗浄剤は一般にpH(液性)が中性〜アルカリ性であり主成分は界面活性剤(浸透力の強い非イオン界面活性剤、泡立ちの良い陰イオン界面活性剤等)と各種水溶性溶剤(グリコール系等)、その他金属封鎖剤、殺菌剤、香料、色素等が配合されています。




■タイルの目地や浴室の壁に見られるカビ(黒色のカビ代謝物等)に対する洗浄剤としては、主成分が塩素系(次亜塩素酸ナトリウム等)のものと酸素系(過炭酸ナトリウム等)のものが市販されています。
 塩素系の洗浄剤を使用する際には換気を充分にして酸性洗浄剤(トイレ用洗浄剤の一部等)との併用は避けることが必要です。これは併用すると有毒な塩素ガスを発生するためです。
 商品の表示にもありますが気をつけましょう。




■その他に風呂釜洗浄剤、防腐剤入り建築資材、防腐剤入り塗料等もあります。



□これらの洗浄剤を使用すれば殆どの汚れを落とすことができますがガンコな汚れには次の方法をためして下さい。

1)洗浄剤をティシュペーパー等に含ませ汚れに塗布、放置(約5〜10分)してから洗い流します(材質により変質する場合もありますので注意)
2)それでも汚れが落ちない場合には細かい研摩剤が配合されている洗浄剤で物理的こすってみましょう(キズがつきやすい材質もありますので注意)

 最もいい方法は換気に心がけ、付着した汚れはこまめに掃除して放置しないことでしょう。




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