素肌の美しさを誇れる女性になる vol.1 -フェイスマッサージ-
みずみずしい張りのある肌は美人の第一条件。
それには皮膚を清潔にし、心身の健康を保ち、新陳代謝を活発にすることが大切です。
|
■肌のくすみ、黒ずみを解消 重曹泉は"美人の湯" |
肌の色は皮膚のメラニン色素の量により白い、黒い、黄色いと大別できます。私達日本人はご存じのとおり黄色い肌の持ち主。その色具合も三者三様。ひと昔前なら、色黒の肌がいちばんチャーミングだったかもしれませんが、今ではナンセンス。小麦色の肌は健康的で爽やかであり、黄色みがかったオークル系の肌は知性的というようにそれぞれに魅力があります。しかし、同じ黒い肌でも、皮膚の老化によるくすみなどで肌色がさえない人は魅カゼロ。温泉に入って肌の新陳代謝を促進させる方法を活用したい。
適した泉質はといえば"美人の湯"の誉れ高い重曹泉をはじめ、小野小町ゆかりの硫化水素弱食塩泉や硫化水素単純泉など。黒ずみの原因となる毛穴の皮脂や老廃物を取り、透明感のある素肌に仕上げます。 |
|
■温泉水を使った入浴マッサージ法で、肌荒れ知らずのツヤツヤ肌に
|
睡眠不足、便秘、慢性胃腸炎、貧血、朝食抜き、無理なダイエット…毎日の悪習慣。精神的な疲労やイライラ、不満などの心の不健康。これらが若い女性に多い肌荒れの原因です。誰でもひとつやふたつ、思い当たるフシがあるのでは?ツヤツヤの肌美人を目指すなら、この肌荒れのモトを徹底的に退治すること。それには温泉保養が効果的です。
|
温泉水を手で軽くパッティング、表皮から水分が浸透していきます。 |
|
頬やあごのお肉を持ち上げるように下から上へさすり上げます。 |
|
マッサージの前と後には、必ず温泉のお湯で顔を濡らします。 |
|
額から頬、あごと、手のひらでソフトになでるように左右に20回づつ。 |
温泉に入ると皮膚細胞や内臓の働きが活発になるうえ、心も豊かになるので、まさに一石二鳥というわけ。塗り薬のように肌の外観を一時的にきれいにするのではなく、身体の内側からきれいにしていくから美しさは本物です。特に温泉水で肌を湿らせてマッサージするテクニックは、温泉の効能と摩擦運動のW効果。短期問でよりいっそうの素肌美が期待できます。
泉質はやはり重曹泉が最適。重曹泉には皮膚の表面を軟化させたり、皮膚の脂肪や分泌物を乳化して洗い流す作用があります。石けんは必要なし、というよりむしろ、石けんを使うとせっかくの重曹泉の効能が失われてしまうので絶対に使わないことを守ってください。
また、ニキビ、吹き出物で悩んでいる人には硫黄泉や酸性泉が適しています。抗菌作用のほかに、痛みやかゆみ、肌の余分な脂肪などを取り除く作用があるからオススメ!
肌質にあった泉質を選び、温泉に浸かりながらイラストのように入浴マッサージ。見違えるほどツヤツヤになります。
暑さに痛めつけられた肌に、古くから夏の薬湯として親しまれていた桃の葉湯はいかがでしょうか。細かく刻んだ生の葉を袋に入れ湯に浮かべます。生葉を煮出して、その汁を加えるとより効果的。タンニンの働きで、炎症をしずめ、あせも、湿疹、ただれに効くとされています。
|