NPO法人健康と温泉フォーラムは医療、環境、施設等、温泉保養地に関わるあらゆる分野における専門家を中心とした団体です。
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スリムなボディで動作がキビンな女性になる vol.1
-ヒップと脚の温泉浴エクササイズ-



■温泉浴で楽しみながらスリムになる

 女なら誰しも、細くしなやかな華著なボディラインに憧れてしまう。キビンな動作も、スリムなボディでなければ望めません。それにはひたすら痩身!
 しかし、あくまで身体に無理のない正しいダイエットとシェイプアップ法でなければタブー。
 長続きしないエアロビクスなどに通うより、これからは温泉浴で"楽しみながら鍛えあげる"方が肉体、精神ともに健康でスリムさをもたらすメリットあり。
 効果的な入浴方法としては、42〜43度のお湯に5〜10分浸り、汗が出てきたら外に出て約5分問休み、また浸る。これを3回繰り返し、1日2回行うことにより、約300〜500キロカロリーを消費します。もちろん個人の体質や生活態度によってまちまちですが、1カ月根気良く続ければ、約3〜4kgの減量成果も夢ではありません。
 温泉浴でさらに痩身効果をあげるためには、湯船の中でエクササイズすること。浮力の力を借りながら入浴体操すれば、カロリー消費量がアップします。

■太めが悩みのヒップ、脚をスリムにする美容体操

 ヒップはお腹とともにいちばん贅肉のつきやすい部分。特にヒップのお肉が垂れ下がり、太腿との境いがなくなっている人は赤信号です。湯舟の中でエクササイズして、足を後ろや横に元気よく振り上げるのが効果的です。また、太腿-ヒップ-ウエストと手のひらで贅肉を持ち上げるのも効果があります。

・ヒップアップ
立ち姿勢をとり、両手でヒップのお肉をリズミカルに持ち上げる。30回。
ヒップの下についている贅肉を指で引っぱるようにしてもみほぐす。


 上半身や顔は普通なのに、足が太いからミニスカートがはけないというお悩みの声もよく耳にします。下半身、中でもとりわけ足の太いのは、運動不足やむくみによることもあります。そこで、こちらも温泉浴でエクササイズ作戦。
 両手を後ろについて足を高く上げ、ゆっくり上げたり下げたりして腹筋の運動。また、つま先で空中に輪を描いたり、腹筋を引き締めながら、足のむくみを取ります。また、同じ姿勢で片足ずつゆっくり屈伸すると足首、太腿などに効きめあり。とにかく、足を動かすことなら何でもOK。毎回の入浴にぜひとも取り入れていけば、きっと理想のボディになります。


・腹筋

膝をピンと伸ばして高く上げます。ちょっとつらいけどがまん。お腹と脚部に緊張感を。


・膝、足首
片足ずつ屈伸。足首は直角に曲げておくとストレッチ効果がアップ。お湯の中で勢いよく伸ばして。


・シェイク体操

仰向けになって身体を浮かせ、バタ足の要領で足を細かく動かしシェイクします。


 この後で注意したいのが入浴後の水分の摂り過ぎ。ノドの渇きを潤す1杯くらいの水ならいいとしても、旅館などの自動販売機で甘いドリンクのガブ飲みは厳禁。それに温泉につかると、ストレスが解消され食欲が出てくるのは当然。しかし、旅先での食べ過ぎには注意しましょう。せっかくの温泉減量作戦の仕組みをぶち壊さないようにしたいものです。
 温泉浴で運動した後は、自然を散策しながら空気を全身で浴び、日頃の精神や神経の疲労をリフレッシュしましょう。


 なんとなく慌しいこの頃。冬至の日に柚子湯にはいると風邪をひかないとか。柚子の精油が身体に刺激を与え、血行を促進し、ひび、あかぎれ、腰痛、神経痛などに効果的。実を輪切りにするか、二つ切りにして湯に入れます。皮だけ入れてもいいでしょう。
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