NPO法人健康と温泉フォーラムは医療、環境、施設等、温泉保養地に関わるあらゆる分野における専門家を中心とした団体です。
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温泉 テルメ Q&A vol.2
お湯に浸って宴会をして・・こんな具合に軽い気分で温泉に出かけていませんか。でも温泉には身体にいいことが山ほど。基礎知識を頭に入れ、目的を決めて温泉に出かけた方が得。

■Q3.泉質によってそれぞれどのような効果があるのでしょうか?
□A3.温泉に含まれている主成分によって、泉質は大きく9種類に分けられ、それぞれ下の表のような効能があります。温泉は入浴するだけでなく、飲んで身体の内部から働きかける飲泉もありますから、それも表を参照してください。
温泉には適応症(効果のある疾患や症状)がある反面、温泉を利用してはいけない疾患もあり、これを禁忌症といいます。健康な人でも温泉に入り過ぎれば湯あたりを起こすことがあります。温泉は身体に対し一種の刺激とみなされ、身体が弱っている時は特に注意しなければなりません。急性炎症疾患や急性感染症、例えば急性中耳炎、へんとう腺炎、肺炎、流感、赤痢、チフスなど、簡単にいうと抗生物質を使用する病気はすべて適さないと考えてよいでしょう。風邪ぐらい大丈夫と思いがちですが発熱時は避けた方が無難。ガンのような悪性腫瘍も当然いけません。月経中も1日、2日目の体調が不安定な時は控えめに。妊娠末期も注意することが必要です。
温泉浴場には分析表を表示することが義務づけられており、表によって適応症、禁忌症を知ることができます。入浴や飲泉の前に必ず確認を。ただし分析の年代があまり古いものは信頼できません。掲示のないところもあるのでくれぐれも注意を。





■Q4.飲泉にはどんな効果がありますか。また飲む時の注意は?
□A4.飲泉をすると、温熱や含有成分が直接消化器官から吸収されて、慢性便秘、肥満症、糖尿病、痛風、貧血などに効果があります。もちろん禁忌症がありますから、飲む前に注意が必要です。また飲みすぎれば、下痢や吐き気を起したりするので、正しい飲み方を守ってください。
まず衛生面の注意が大切です。必ず飲泉設備、飲泉許可のある温泉で飲むこと。次に新鮮なほど高い効果が得られるので、源泉により近い湯口から飲むこと。そして飲む回数と量については、1日に1から3回、1回100ミリリットル前後が一般的です。一気に飲まず、ゆっくりと時間をかけて。また、泉質によっては、食前や食後に飲むことが必要になります。
いずれにしても飲泉は薬と同じように、温泉療法医の指示を受けることが理想です。自分の判断で飲む場合には、温泉入浴と同様、温泉分析表で禁忌症を、また、飲用許可証の有無を確認することが大切です。そして、飲泉場に掲示してある注意書き、あるいは係の人の指示に従って、正しく飲んでください。のどの渇きをいやすために飲む、というようなことは絶対禁物です。




入浴をより豊かで楽しいものにするために、ハーブバスを始めませんか?
ハーブは生でもドライでもOK。1回につき、10gから20gが目安。
湯舟に浮かべてもいいけど、後の掃除が大変なのでガーゼなどの小袋があると便利です。
沸かすタイプのバスなら水の状態のときから、お湯を注ぐバスなら蛇口に袋をつるしておきます。
口ーズ
半落葉低木。観賞用として余りにも有名なローズ。その香りの素晴らしさも、もうご存じのはず。
肌を美しく、若々しく保つ効果、発汗作用、筋肉を柔らげる効果がある。バスハーブとしては代表的。


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