NPO法人健康と温泉フォーラムは医療、環境、施設等、温泉保養地に関わるあらゆる分野における専門家を中心とした団体です。
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温泉 テルメ Q&A vol.3
お湯に浸って宴会をして・・こんな具合に軽い気分で温泉に出かけていませんか。でも温泉には身体にいいことが山ほど。基礎知識を頭に入れ、目的を決めて温泉に出かけた方が得。

■Q5.健康のために効果的な温度や入浴回数など、入り方について知りたい。
□A5.日本人は一般に熱い湯好きといわれていますが、熱い湯の方が刺激が大きいのは淡水浴の場合と同じです。治療目的で温泉高温浴(45から47度)をする「時間湯」というものもありますが、これは特殊な例。健康人が活力を充実させるために朝、熱めの湯に短時問入浴するのは効果的ですが、温泉は一般に40度前後の温度でゆったり入る方がよいでしょう。その方が温泉成分の体内への取り込みも増加し、鎮静的に作用するために、よく眠れるようになります。できれぱ高め低めの二種類の浴槽があれば好みの温度が選べて便利です。
回数は1日1から2回。多くても3回が限度です。体温に近い温度では長時問入浴しても危険はありませんが、42℃以上の温度では短時間の入浴を心がけましょう。また入浴前にかけ湯をする必要があります。



■Q6.気持ち良く入れる正しい入浴方法と入浴姿勢を教えてください。
□A6.入浴回数は、休養の場合でも1日3回が限度。たて続けに3回ではかえって疲労してしまいます。1回入浴したら、少なくとも2時問ぐらいの間隔を。
これは1回の入浴によって呼吸、脈拍、血圧や内分泌機能などが変化し、浴前の状態にもどるために必要な時間だからです。これらの機能がもどらないうちに再び入浴すると湯疲れのもとになります。
浴槽に入る前に、まずかけ湯をし、汚れがちな手足、肛門や陰部等、股間部をよく洗い流して清潔にしてから入浴します。
一般に日本人の入浴姿勢は湯船の中では腰を浮かせ、しゃがんだ格好をしがち。しかし、かなり身体に負担をかける姿勢であり、好ましい入浴姿勢ではありません。できれば身体全体を水面上と一体化させるような寝湯のリラックス姿勢が最適です。浮力効果を利用し、手足を伸ばしながら、日頃の運動不足を解消しましょう。また水の摩擦抵抗を利用して、軽い入浴体操をするのも最高。
高血圧の人、心臓や呼吸器の弱い人は、ゆっくり入り胸くらいまで浸る半身浴を心がけ、静水圧で圧迫しないように。




入浴をより豊かで楽しいものにするために、ハーブバスを始めませんか?
ハーブは生でもドライでもOK。1回につき、10gから20gが目安。
湯舟に浮かべてもいいけど、後の掃除が大変なのでガーゼなどの小袋があると便利です。
沸かすタイプのバスなら水の状態のときから、お湯を注ぐバスなら蛇口に袋をつるしておきます。
ペパーミント
シソ科の多年草。ヨーロッパ原産。すっきりと、爽やかな香りは、気分を高揚させる。
口ーズと合わせて使うと、神経をリラックスさせる効果が高まる。肌をひきしめる効果、抗菌作用も。



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