Dear Ladies |
vol.3 偉大な自然は、フィットネスに最適のフィールドだ |
太陽が高く昇り始めると、海は輝きを増してくる。水平線ははるか遠く、くっきりとゆるいカープを描いている。バルコニーで思いっきり伸びをすると、しぶき黄金色の光の飛沫が攻撃をかけてくる。もうじっとしてはいられない。どこからかエネルギーが湧き起こり、カラダは動き出したくてムズムズしてくる。 さあ、大自然のフィットネス・フィールドヘ出かけよう。都会の複雑な人間関係、常識、時間・・から抜け出して、自然と一体化する。ここではビルの中のジムでは得られない、リゾート・フィットネスを体験させてくれる。 |
砂岩が荒波に侵蝕されて自然にできた「千畳敷」は 広い岩畳をイメージさせる観光名所のひとつ。 |
砂浜でフィットネス 筋肉疲労も充実感になる |
まず準備体操として、砂浜のウォーキングから始めよう。形にとらわれず砂浜を散歩したり、波打ち際で波と戯れたりする。裸足ならエクササイズの効果は倍増。日頃、ハイヒールに押し込められていた足が解放され、気持ちがいい。砂浜の上を歩くことによって、足の裏の無数のツボが刺激され、ストレス解消や体調改善にもなる。 ウォーキングのあとは、ちょっと厳しいストレッチング。日頃の運動不足と柔軟性を失ったカラダも、砂を利用すれば、平地よりも負担が少なく、腰や脚、股関節などのスジが伸ばせる。あくまで無理をせず、苦痛ではなく、気持ちいいと感じることが大切だ。身体がほぐれてきたら、バッキング、ジャンプ、ツイストなどのエクササイズを組み入れてみる。砂浜は程良く暖かく、柔らかい。足を痛めることもなく、転んだりしても安心だ。 そのほか上級編として、岩場の傾斜を利用してエクササイズをしたり、手頃なサイズの石をダンベルのかわりに使ってみるのもいい。フィールド・アスレチックのように岩場を探検するのもスリリング。が、断崖は海風が強く、足元が危険だから十分気をつけたい。 動き疲れたら適度に、砂のベッドにゴロリ横になる。砂には、海水と太陽の有効成分がブレンドされていて、不思議とリフレッシュできる。子供の頃、海水浴で遊んだサンド・バスのように、砂を掘ってあおむけに横たわり、上から再び砂をかける方法もいい。たとえ温泉は湧き出ていなくても身体は十分に温まる。これは砂ぶせ湯といわれ、疲労回復はもちろん、美容効果も高い。 ひと休みしたら、次は水泳?それともビーチバレー?海辺でのフィットネス・メニューは豊富。自然まるごと、カラダを鍛えることが楽しくなる。 |
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