Dear Ladies |
vol.5 主役はボディ スポーツに徹して快感・快汗体験する |
ボディ・コンシャス。何も身体にフィットした洋服のことだけではない。自分の肉体に目覚め、自覚・認識をすること。つまり、自分のカラダの欲する声をもっと聴こうとすることだ。 ひと昔前には、理論優先の頭脳派人間がもてはやされた。でも、今はちょっと違う。どんなに高価で華美なドレスで着飾ったとしても、無駄を削りとった美しいカープの肢体にはかなわない、と誰もが気づき始めた。軟弱な知性はいらない。健康でプリミティブな知性こそ必要なのだ。 だから、思いっきりスポーツに徹しよう。リゾートでは、時間をエンジョイすること、それが身体を鍛えることになる。頭の中を無≠ノして身体が気持ちいいと感じるままに動かせば、それでいい。美しいフォームも正しいストロークも必要としない。水泳なら魚のようにただただ泳ぐ。あるいは、子供のように手と脚をやみくもに動かし、水しぶきをたてる。水の粒子とカラダが一体化したと思ったら、しめたもの。 また、ゴルフやテニスなど、競争心をかきたてるゲームもいい。たとえ敵が恋人や友達でも、勝敗はシビアに。そして、プレイはフェアに。ゲームに熱くなるほど、充足感は昂まる。 複雑化、多様化する現代社会だからこそ、身体だけはピュアに保ちたい。カラダが健康はなると、心まで健康になる。 |
ヴァカンスのエピローグは温泉でのんびりくつろぐ |
太陽が沈んだら、昼支度など全部脱ぎ捨てて温泉に浸ろう。規則正しい夕食前に、ひと風呂浴びるなんて、リゾートならではの贅沢な時間の流れだ。 温泉には、泉質による化学的作用と気候風土のもたらす自然環境的作用の ほか、物理的な作用がある。ハードなスポーツの後、特にその効果を期待したいのが物理的作用だ。たとえば、静水圧。全身にかかる圧力が血行を良くし、緊張した筋肉をほぐしてくれる。呼吸数が増し、心臓の働きも活発になるから、スポーツ後の疲れを癒すことができる。 また、温熱効果により、新陳代謝を活発にしたり、ゲームの興奮を鎮めることも。ただし、それにはぬるめのお湯がふさわしい。さらに、より高い効果を望むなら、腕、ふくらはぎなどの患部に打たせ湯をして疲労を緩和させる。泡風呂やサウナに入るのもいい。いずれも、スポーツの後、ひと休みしてコンディションを整えてから、ゆったりと温泉に浸るのがベストだ。 |
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