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イタリアアバノ・モンテグロットテルメに新ファイブスターホテル誕生
イタリアのテルメを代表するアバノ・モンテグロットに新しいテルメホテルが2001年3月15日にオープンした。
 

Abano & Montegrotto Terme


アバノ・モンテグロットテルメ(温泉)(Abano MontegrottoTerme)が歴史に最初に顔をだした紀元前15〜16世紀、温泉は治癒の美徳の神アポヌス(Aponus)信仰とともにヴェネト地方(Veneto)の伝統として定着していたに違いない。100キロ離れたドロミテアルプスの雪解け水が地中深く旅する間に、暖められ、多くのミネラルを含んで25年の歳月をかけここユガニアン丘陵の断層帯にも持ち上げられ源泉となっている。この温泉地はベニスから車で約1時間、古くから大学の町としてしられるパドヴァから12キロの緑濃いユーガニアン丘陵の麓にある。




古代ローマ時代のアウグストゥス帝(紀元前63年)の時代からそのミネラル分の多い温泉は名湯として知られていた。現在はヨーロッパを代表する国際保養地として栄え、150の源泉、78の治療施設、8000室を提供できる五ツ星からツリーストクラスまで100のテルメホテルが点在している。

  

HOTEL DUE TORRI TERME
(ホテルデュトッリテルメ)

アバノ・モンテグロット温泉で高級ホテルを展開しているGBホテルグループは昨年、地元の老舗ホテルであるレジデンス(LA RESIDENNCE HOTER&TERME)をスカピン家から購入したのに続き、本年3月にホテルデユットツリテルメをその傘下にいれ営業を開始した。これで計5つのホテルを連結運用する体制ができあがり、アバノ・モンテグロット温泉の新興ホテルグループとして大きな影響力をもつことになった。イタリアのホテル業界は伝統的に家族的オーナー経営が多いが、新しいグループの組織的展開は、低迷するヨーロッパの温泉マーケットの新しい顧客開発にどのような影響をもたらすのか注目されている。
ホテル内のテルメはファンゴ治療等従来の温泉治療として充分な施設をそなえていますが、治療より美容、フィットネス系に力をいれ、比較的若い層のリピーター顧客を意識している。




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