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ロシア(旧ソ連)の温泉地-3 |
キスロヴォーツク キスロヴォーツクはミネラルニュ・ヴォディから73km、ピャチゴルスクからバスで一時間ほどの人口11万人の都市である。三方を山で囲まれた海抜800〜950mの高地であるため、夏は涼しく、冬は温暖で、年間300〜330日は、晴天であるという。町は居住ゾーンと保養ゾーンに区別され、保養ゾーンには1,200haの広大な公園があり、総延長78kmに及ぶ遊歩道が設けられている。キスロヴォーツクには、29のサナトリウム、13のゲストハウス、二つの休息の家、および二つのツーリストセンターがあり、年間100万人の訪問客がある。また、この町では12000人の医療従事者が治療に当たっている。源泉はナルザンといわれ、飲泉に用いるドロマイト、硫黄泉タイプ(一般ナルザン)と水治療法、吸入等に用いる炭酸泉タイプがあり、心臓病、新陳代謝疾患の治療に効果がある。キスロヴォーツクではこのナルザン水(温泉療法)、日光浴(気候療法)、地形を利用した散策・運動(地形療法)を組み合わせ治療を行っている。 |
オルジョニキーゼ記念サナトリウム 町が一望できる小高い丘にこのサナトリウムがある。施設は5つの病楝からなり、65haの敷地は傾斜地を含み、滞在客の散歩そのものが治療に役立っている。ここでは主に、ナルザン水の飲泉、水治療法、理学療法により心臓病の治療を行っている。ベット数は640で20カ国に及ぶ外国からの来訪者がある。外国人の治療は24日滞在で約13万円である。 |
お問い合わせ アイラスインターナショナル 電話 03-3320-0581 FAX 03-3320-0586 E-mail info@ecodr.co.jp |
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