現代医学は西洋医学が主流だが、薬害などの副作用が伴ってどうにも治りきらない患者が多い。医者である以上、患者に最善の方法をとってやるのが努め、そこで東洋医学のツボ療法を加味したら思いがけない好結果が出た。温泉も東洋医学、温泉のもつ温熱作用でツボを刺激すると、びっくりするほどの効果が現われる。足の裏は第2の心臓、手は第2の脳と言われ自律神経を調整する多くのツボがある。昔旅人が宿に着くと、先ず足を洗うたらいを持ってきた。当時はワラジ履きだから汚れた足を洗うのだが、ただそれだけではない。足の裏のツボを指圧しながら洗っていた。それで足の疲れがとれるという正に理にかなった先人の知識、即ち中国3千年の伝来のツボ療法である。温泉もただ湯にどっぷり浸ればいいというものではない。お風呂の縁にかかとを押しつけて入れば疲れが和らぐ。土踏まずや三里というツボを指圧したらなお効果的。ツボは"点"だが、お風呂で温まると点が"面"に拡がるので少々ツボから外れても効果がある。 |
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身体のどこかに異常があると、その部分を流れている、内蔵や血管を支配している一種のエネルギ−が乱れ、エネルギ−が滞ったところを押すと痛みやこりがある。経穴(けいけつ)と呼ぶ関所で、そこをもみほぐして流れをよくするのがツボ療法だ・・・・・・という。最近TVで、健康と美容に効果的な入浴法を生放送したら20%を越す視聴率を稼いだ。また一般向けに「6円手のひら健康法」というユニ−クな本も出した。「知らないよりは、知った方がよいからね・・・・・・」と、人気さら に上昇中の先生である。
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