温泉地の高台に"ふれあいの里・湯の瀬"と名付けた市営の温泉保養館が出来た。サウナ、うたせ湯、圧注浴、泡沫浴など10種類の温浴が存分に楽しめる。入館料は一般800円だが65歳以上の年配者は500円。年会費2万円で朝10時から毎日でもどうぞ・・・・・・名湯榊原のおもてなしである。孫の手を引いたお年寄りや家族連れ、また近くの町村からバスを仕立てて。のんびり湯につかったあとは自慢ののどをカラオケで・・・・・・など、日曜・祝祭日は2,000人もの客でごった返しの大繁昌になるという。榊原のよさを一人でも多く知ってもらおうと、 |
|
地道な活動を続けているグル−プ、榊原郷土を守る会があった。リ−ダ−は町の郵便局長さん。面白い話を聞いた。昔、榊原も度々飢餓に見舞われた。農家の人たちに対する年貢米の取り立ては厳しく、すっかり巻き上げられた。困り果てた村人は、射山神社から湧き出る温泉を4斗樽に詰めて隣の津の町に売りに行き、帰りに津の海で作った塩を買った。その足で山越えし、塩に不自由している伊賀に行って米と取り替えて貰って村人は飢えから救われた・・・・・・という。この昔話に、今何か忘れている大事な"教訓"が隠されているように思える。 |