瀬波温泉を強く推薦したのは湯どころ静岡の中伊豆温泉病院副院長の石原義恕先生。一見殺風景に見えるが、人手が加わらない自然環境が素晴らしい・・・・・・。東京から新幹線利用で3時間余り、ちょっと遠いが、表日本と裏日本では出会う人の顔、言葉も人情もガラリと変り、ゴチャゴチャした人間関係などで、積もりたまったストレスは“旅をした”というだけでふっ飛んでしまう。体長僅か2〜3cm、卵からふ化したばかりの稚魚が、日本海の大海原に出て遠くアリュ−シャンの海まで旅をして帰る。多くの出会い、ドラマチックな鮭の生涯・・・・・・イヨボヤ会館を訪ねたら、これからどうあるべでかを教えてくれる、アフタ−ケアまで付いた温泉である。泉質は弱食塩泉。よく温まるので関節リウマチなどはグンと痛みが軽くなり、筋肉のこわばりがとれる。飲めば胃液の分泌を促進させるから胃酸の少ない人には大変よい。高齢化社会と言われ誰でも知っているようだが、実は何んにも知っていない。ある程度の年配になると、それは成人病の予備軍。 |
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心臓疾患、ことに脳卒中や梗塞を引っぱり起こして片マヒになってからでは遅いということ。このためにも健康なうちに温泉の利用をすすめたい。会社などで温泉地の慰安旅行の幹事は、どんな入り方をしたらよいか調べて、みんなに知らせたらよい。酒を飲んだら、また深夜の入浴はダメ。温泉に入ったら上がり湯にシャワ−はムダ・・・・・・ということ位は教えてほしいものである。"QOL"(クオリティ・オブ・ライフ)生活の質を上げる意味。これまで何でもかんでも薬にたよっていた時代から、もうそろそろ変わらなければ・・・・・・である。イヨボヤ会館、日本最初の鮭の博物館。イヨボヤのイヨは、この地方の鮭の呼び名。ボヤは広く魚のこと。鮭を魚の中の魚と認めての方言という。人工河川を真横から眺められる生態観察室やミニふ化場などがある。サ−モンパ−クの中心建物で、入口の2階正面には長さ9m、巾2mのどでかい鮭の看板がデンと飾られ「1度見に来っしゃ、いいとこらに・・・・・・」と、呼びかけている。 |