ご兄弟が揃って内科、外科、整形外科のお医者さんで現在3代目、斎木医院、俵山病院グル−プの医療法人生山会理事長、斎木貞彦先生に話を聞いた。医者で、かつて長門市長を務めた伯父が地域医療、とくに予防医学に熱心で、大勢のお客を迎える温泉地が、これではダメだと俵山に市で最初の下水道を施設した。また自分の診療所をさっさと閉鎖して、「病人が一番安心していられる病院を作れ、医術は算術ではない、借金が怖くていいものが出来るか、患者の安全地帯となるものを作れ・・・・・とハッパをかけられましてね。温泉も自前で掘って、今の俵山病院が出来ました。掘った温泉はアルカリ性もPH10という、すばらしい湯を掘り当てました。 |
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これからの俵山をどうするかみんな真剣に考えています。私は医療は引受た。温泉の人たち、みんなで自分たちの病院を作ろう。第3セクタ−でもなんでもいいじゃないですか・・・・・と呼びかけているんです。」俵山は美しい自然環境が俗化されずに残っており「空気がウマイ・・・・・」と、都会の人なら必ず言う、清明な大気に温泉があるのだから、健康増進ゾ−ンになること疑いなしである。40余軒の旅館がある湯治客大歓迎で料金も安い。内湯をもっている旅館はごく僅かで、客は町の真ん中にある“町の湯”“川の湯”の共同浴場通い。これがまた俵山ならではの温泉情緒をつくり出している。 |