相談事例36 - 脳卒中後、車椅子で利用可能な関西方面の温泉と入浴上の注意
大阪府の女性からのご質問です。脳卒中後一年半経過の父親が入浴できる車椅子対応の温泉宿泊施設はありませんか?
回答:車椅子使用で温泉宿泊が可能な所の紹介となるとかなり限定されてくるようです。大坂在住のようですので近畿地区でみますと下記の温泉療養の宿がありますので一度問い合わせてみてください。@湯元 榊原館(榊原温泉、三重県久居市、рO59−252−0206)A旅情館 紫光(新浜島温泉、三重県志摩郡浜島町、рO599−53−1450)B湯元館(雄琴温泉、滋賀県大津市、рO77−579−1111)いずれの旅館も車椅子も備えて温泉療養に対応しているとのことです。
ところで、現在お父さんは脳卒中発症後一年半経過しておられるとのことですが、今どのような治療がされているのか、例えば血圧の管理はどのようにされているか、運動機能がどのような程度でリハビリ治療が現在も継続してやられているのか、などはっきりしませんが、温泉地に出かける場合にはいくつかの注意が必要です。温泉は身体をあたためて血行を促し、筋肉のしこりをとる働きにとくにすぐれていて脳卒中後遺症の方には心身にプラス効果が期待されますが、次の一般的な注意点に留意してください。
@出かける前には一度主治医に了承していただき、必要に応じて血圧降下剤、循環改善剤なども持参する。
A温泉浴ではとくに血圧の変動に注意してぬる湯、半身浴を心がけ、一日二回どまりにする。
B入浴前あるいは後にはイオン飲料(計500ml以上)をとり浴後は一時間以上の仮眠をとる。
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