相談事例38 - 急性前骨髄球性白血病に関するご相談
神奈川県にお住まいの男性からのご相談です。半年ほど前より骨髄性前白血病(M3)の再発で、トリセノックス(砒素)にて治療終了し、退院しました。現在の状態は骨髄移植等造血幹細胞移植は行っていませんが寛解状態です。快気祝いで箱根(仙石原)の温泉に行くことになりましたが、温泉につかるのは良くないのでしょうか?
回答:急性前骨髄球性白血病(FAB分類:M3)で砒素治療薬で治療を受け、現在完全寛解にある、と理解しました。以前は考えられなかった素晴らしいことで、ご当人は勿論、ご家族の喜びはさぞかしと思われます。ところで快気祝いを兼ねて温泉に出かけたいがどうか、という今回のご質問ですが、今は健康人として主治医の了承を得た上で温泉に行かれるのに特別な問題はありません。ただ温泉旅行の大原則になりますが、疲労をためない温泉旅行に心がけることが大切です。たとえば温泉浴は一日2回どまり、高温浴は避けてぬる湯でのんびり、過度の発汗をしない、温泉地にあっても非日常的な行動は極力避けるなどです。
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