相談事例4 − 肝臓ガン手術後に関するご相談
横浜市にお住まいの女性から、70歳になられるお父様のご相談です。
私の父(70歳)はB型肝炎から肝硬変になり、4年前肝臓ガンと診断され手術をしました。その後もたびたび入院治療を行いました。血液検査で血小板数値が7.8と減少しており、腎機能のクレアチニン数値も2.0と高値です。このような状態で温泉療法は効果がありますか?
回答:4年前に肝臓ガンと診断されて肝切除術を受けて現在治療を受けておられる方に温泉療法はどうか、という相談かと思います。ガンに対してはいかなる温泉浴もからだの消耗を促して急速な全身衰弱をもたらします。この患者さんではすでに血小板の減少がみられており、またクレアチニン値が高値のようです。温泉浴は患者さんの肝臓ガン、腎不全状態をますます増悪する危険があり、避けるべきです。
|