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温泉療法医相談室 相談事例一覧

神経症を伴う疾患に関するご相談

埼玉県にお住まいの70代の女性のご家族からのご相談です。
10数年前に頚椎捻挫、現在までに心身に複数の傷病を併発しております。医師からは、頚椎捻挫、うつ症状、眼瞼痙攣、腰部脊椎管狭きゅう症、そして神経質な性格から無症候性脳血管障害と診断されております。性格と疾病が多岐に渡ることが重なって、不安状態が増しパニックになることもありました。仕事一筋で生活してきた後の第二の愉しい人生と環境に向かう良いきっかけとなる治療方法を探しております。ご紹介賜れれば幸いでございます。何卒よろしくお願い申し上げます。

回答:10数年前の頚椎捻挫から始まって変形性脊椎症、脊椎管狭窄症といった脊椎疾患と古い脳梗塞、それに神経症も合併して今日に至ったようですね。詳細については判りかねますが、恐らく整形外科や神経内科で専門的な診療を受けてこられたものと思いますが、今後ともそれぞれの治療は受けていくことは大切なことですね。そのうえでこれらの疾患に大いに関係していると思われる神経症に対して温泉療法はどうなのか、と考えるべきでしょう。したがって現時点での病態が、環境の違った温泉地に滞在して温泉療法を受けることで病態に支障がないのかどうか、先ず主治医と相談してみる必要があります。主治医の了解をえて、述べられているような神経症、心因反応を思わせる訴えに対して温泉療法の適応があるかどうかを考えるとよいでしょう。そこでこの分野で、長年温泉療法に取り組んでこられた温泉療法医のいる専門機関を紹介しますので相談してみてください。
*東北労災病院心療内科(仙台市青葉区、022−275−1111、e-mail:taguti797@hotmail.com)
*鈴木心療内科(仙台市若林区、022−225−2620)



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