温泉療法医がお答えします|温泉療養相談

相談事例54 - 腰椎分離すべり症に関するご相談

ご相談

千葉県にお住まいの40代の男性からのご相談です。高校時代に野球をしていて分離症になりました。1年ほど前に腰椎分離すべり症と言われました。半年前から下半身が痺れるようになりました。先日都内の病院でブロック注射をしましたが、改善しませんでした。今度歩けなくなったら手術をするといわれましたが、うまくいくか、行かないかは手術をしてみなければ分からないし、手術をしないでそのまま良くなってしまう人もいると言われました。手術はリスクもあるようですし、自分としましては温泉に入ったあとはしばらくうまく歩けるので、どこか温泉に入りながら治療してくれる病院を探していますが、よく分かりませんのでご紹介よろしくお願い致します。

回答

腰椎分離すべり症があり、半年前からは下半身のしびれといった神経症状も合併し、神経ブロック治療を受けたが症状改善がなく温泉療法を受けたいが、どうかといったご質問かと思います。本症では分離した腰椎の神経への圧迫による下肢症状が合併して日常生活にも困難が生ずる場合には手術が行われることもありますが、痛みが強くても長期的には症状が改善していくケースがまれでなく、安易に手術を受けるのは避けるべきだとされています。この点も考慮して既に主治医からも「今度歩けなくなったら手術をしましょう」と言われているようですね。通常、温泉には脊椎分離すべり症に起因するような疼痛やしびれといった知覚異常には温泉のもつ温熱作用がその改善をもたらすことが知られています。主治医の許可を得て、先ず温泉療法医の勤務している下記病院で温泉療法や温泉地滞在方法を相談してみてはどうでしょうか。石和温泉病院(山梨県笛吹市、℡055-263-0111)、沢渡温泉病院(群馬県中之条町、℡0279-66-2121)、丸子中央総合病院(長野県上田市、℡0268-42-1111)

※ 本コーナーは、温泉療養に関する一般的な情報提供を目的としたもので、医師の診療・診断に代わるものではありません。掲載内容は相談当時のものであり、現在の医学的知見とは異なる場合があります。実際の温泉療養にあたっては、必ず主治医(できれば温泉療法医)にご相談ください。