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温泉療法医相談室 相談事例一覧

相談事例13 − 太陽光線による発疹に関するご相談

福井県在住の28歳の女性で、小さい頃から太陽光線による発疹で大変お困りとのご相談がありました。
体にあう温泉を知りたいということでした。

太陽光線あるいは人工光線にさらされた皮膚に一致して特定の人にだけ皮疹が生じた場合を光線過敏症と呼びます。
日光じん麻疹、慢性光線性皮膚炎、薬剤性光線過敏性などいろいろな種類があります。
あなたの場合は太陽光線により発疹するのでアレルギー性の日光じんま疹と思われますが、一度皮膚科専門医の診断を受けて、病名を確定して下さい。
アレルギー性日光じん麻疹の対策としては、原因除去と日光遮断及び、薬物・温泉療法などの理学療法が考えられます。
温泉療法として温泉地は有害な紫外線の少ない海岸地の温泉を選び、泉質は明ばん泉、食塩泉、重曹泉あるいは海水浴などがよいといわれております。泉温は普通の浴温でよいでしょう。
なお、浴後皮膚が赤くなるのは温泉浴の温熱効果ですが、特に硫黄泉に入湯した時は硫黄水素ガスにより、炭酸泉に入湯した時は二酸化炭素ガスにより、特に皮膚血管が拡張しますから赤くなるのが、はっきり致します。
(温泉地名については、あなたの県の温泉協会或いは県薬務課などにお尋ね下さい。)

福井県の温泉のホームページ

以上の回答です。
ご参考になれな幸いです。
どうぞお大事になさってください。

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