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| ■ パネルディスカッション−1 伊豆地域における旅行スタイルの変遷と展望 黒田憲司 静岡県ゆめ未来局ゆめ未来総室長伊豆地域における観光客数の推移(1) ■全国的傾向と異なり、伊豆への観光客は62年又はH3年をピークに減少傾向。 ■東海岸ではH元年、5年及び7年以降の群発地震後の落込みが顕著。 より根本的な問題として、トレンド変化への対応の遅れ、全国規模での高速交通の充実等が影響。 ■一方、花やマリンスポーツなど新たな観光資源の商品化に成功した河津、下田は増加傾向。また、南伊豆等でも冬期花の季節は下げ止まりの兆し。 ●表1 東伊豆地域 (静岡県観光交流動向調査) ![]() 伊豆地域における観光客数の推移(2) ■中伊豆地域は全般的に減少傾向が顕著。ただし、中伊豆では、北部を中心に観光産業への依存度が必ずしも高くない市町も存在。 ■交通の便が良く、中伊豆の入り口となる伊豆長岡は、落込み傾向は相対的には小さく、従来の夏にピークを迎えるパターンからは脱却しつつある。 ●表2 中伊豆地方 ![]() 伊豆地方における観光客数の推移(3) ■西伊豆地方、特に戸田村以南では、観光客の減少と同時に、全域で人口減少・高齢化が進展。 ■季節的には夏期のピークが大きく、また夏期の減少幅が大。 ■賀茂村は、収容規模が非常に小さい中で、ホテル新設や特色有るアウトドア施設等により顕著な増加。 ●表3 西伊豆地域 ![]() 伊豆における観光動向(1) ■観光のトレンド変化、高速交通の充実・低廉化等の中で、首都圏近接地である伊豆の位置づけは相対的に低下傾向 ■伊豆における観光動向の変化は、次のようなキーワード 1,家族・友人、女性、中高年 2.精神的ゆとり、健康志向、交流体験型・能動型観光 3.モビリティの向上 4.情報化の進展 5.コスト意識の高まり ●表4 ![]() 伊豆における観光動向(2) ●表5 ![]() ○鑑賞型観光から行動・体験型観光へのシフト。陶芸などの他、健康志向を反映し、各種スポーツ、ウォークに加え、温泉施設は大幅増。 観光型の中でも、博物館・美術館等「学ぶ」ものは再確認される傾向、また、「花」は有力な観光メニューとして定着。 ○データとしては捉え難いが、旅館経営者などの受ける実感として、以下のような旅行スタイルの変化がある。 1.間際予約や飛込みの増加 2.幅な宿泊実勢単価の下落、宿泊から日帰りへのシフト サービスや価格の透明性、選択の幅拡大へのニーズ増大 3.交流や精神的な充足へのニーズが増大 4.観光客側の情報の量的・質的充実 伊豆の基本的課題の新たな取り組み 伊豆は、東京に行く豊富な観光資源を持つが故に、大観光地として優位を保ってきたと同時に、新たな観光動向への対応が遅れ相対的に地盤沈下。 現在、トレンドへの対応とホスピタリティ向上を重視し、様々な取り組みを開始。 基本的特性 1.観光資源:資源は豊富で多様。一方、楽しみ方は従来型、また資源は分散。 2.立地・交通:鉄道は東海岸と中伊豆北部のみ。道路やバス交通の利便性も? 3.宿泊施設:価格や選択の幅、ホスピタリティ、新たなニーズへの対応に問題。 4.観光メニュー:意欲的な地域も、まだ地域全体の取り組みには至っていない。 5.町並み・景観:町並みまで至らない所多い、また景観が楽しめない箇所も多い。 ↓ ○分散した資源を快適に楽しめる交通・情報システム、観光システム ○コスト意識の高まり、ニーズの多様化等に対応した宿泊システム ○バリアフリーで誰もが快適に楽しめる宿泊・観光システム ○温泉文化など伊豆ならではの魅力を体験・交流しつつ楽しむ観光システム ○豊かで美しい景観や町並みを楽しめる景観整備システム ○地域住民を含む伊豆全体としてのホスピタリティ向上システム ○様々な伊豆の魅力が新たな取組みを紹介する情報発信システム |