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イスラエルの温泉-１-

イスラエルは九州と同じ経度に位置し、面積は四国とほぼ同じです。 イスラエルの温泉はソロモン王も愛用したと伝えられるほど古くから有名で、北部Galilee（ガラリア）湖のTiberias（チベリス）温泉と、中央から南よりの死海の湖畔のEin Gedi（エン・ゲジ）温泉が代表的な温泉です。地中海沿岸の現代都市テルアビブから東へ直線距離８０Kmに南北に走る内陸部断層帯（シリア・東アフリカ断層）があり、二つの代表的な温泉地はいずれも海面より３００-４００ｍ低いこの地層帯沿いにあります。

北のチベリス温泉は高濃度食塩泉やPiloma(ピローマ)と呼ばれる泥治療で、特にリウマチ性疾患治療で世界的に有名です。チベリス温泉は古代ローマ時代の遺跡でも有名で、遺跡のなかに、ひときは目を惹くのが、古代の浴場跡です。

チベリス温泉から南に約１５０Km、車で約２時間のドライブで死海湖畔のエン・ゲジ温泉に着きます。夏は日中温度４０度、湿度３５％。冬は平均２０-３０度で一年のうち３００日が晴天の乾燥地帯です。黄土色のネゲブ砂漠を背に、静かに広がる死海の辺にエン・ゲジ温泉センターがあります。センターには年間４０万人が訪れ、多い日で一日2,500人が利用します。

温泉センターの施設は、海水濃度の１０倍の塩分濃度を持ち、マグネシウムや臭素などミネラル豊富な死海の海水を利用した各種プールと地下24.4mから平均毎分４０立方メートル湧出する温泉を利用した温泉プール、死海の泥を体に塗る屋外施設などからなります。温泉は硫黄泉で、主に関節炎、皮膚疾患、呼吸器疾患に有効であると専門家は報告しています。

連絡先：死海広報キャンペーン委員会（アイラスインターナショナル内） 東京都渋谷区代々木４-５９-３ 電話 03-3320-0581 FAX 03-3320-0586 E-mail info@iras.co.jp

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