シリーズ・癒しの湯|第6回
日本離れしたスパ・リゾート 仙石原温泉 箱根ハイランドホテル(神奈川県)
箱根のど真ん中、仙石原にも芽萌えの季節がめぐってきた。箱根外輪山の裾から日に日に淡い緑が登ってゆく。箱根に遊ぶ人々も目に見えて増えてきたようだ。

台ヶ岳を正面に仰ぐ1万5000坪の広大な敷地にオレンジ色の瓦の大屋根を見せる箱根ハイランドホテル。芝生の中庭はそのまま雑木林に囲まれた早川源流のほとりに下ってゆく。自然のままのスロープだ。旧貴族の別邸跡を利用しているというだけに仙石原の自然が残る数少ないエリア。夏には川辺に螢も飛ぶという。 そんな庭の一遇に2人用、4人用のコテージもあり、テラスや風呂、キッチン付きで滞在するにはぴったり。隣には大涌谷の温泉を引く露天風呂が男女別にあるが、平日なら貸切にも応じてくれる。 ただ、大浴場は本館にあるから、私は本館が好き。無論ホテルだからベットルーム。 でも客室から大浴場への動線だけは浴衣でOK、というところがうれしい。

フランスの三つ星レストランで修業したという山上真料理長が着任し、腕をふるっている。

フレンチはハーブやフルーツの酸味を効かし、和食は日本料理にちょっと洋風感覚をプラスした彼独自のセンスを生かした献立。おかげで連泊しても食事が二倍楽しめる。3月にロビー周りをリニューアルした際、金時山の伏流水を同時に引き込み、売店でペットボトル(50円)を買えば、持って帰れるようにした。無論、調理にも利用しているし、自家製の炭酸水を作ってソフトドリンクなどにも活用している。ペリエよりソフトで、ピュアでいただいてもおいしく、食事の合間に口を整えるのにもよろしい。 ホテルとしての機能に、大涌谷温泉(硫酸塩泉)の濃厚な乳白色の温泉が堪能できるので、ちょっと外国のリゾートホテルに滞在している気分でのんびりできる、おしゃれなスパ・リゾートの穴場だ。

意外だったのはアクセスが箱根湯本駅からばかりでなく、東京から高速バスがホテルをダイレクトに結んでいること。時間的にも料金的にも便利に利用できる。なお、季節によって「1泊昼食付き1人1万円」など、ホテル独自で企画するお得なパックもあるのでホームページをのぞいてみることを勧める。
所在地/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原品の木940 交通/小田急電鉄箱根湯本駅から仙石原経由桃源台行きバス30分の品の木下車すぐ。または東京・新宿駅西口から小田急高速バス箱根桃源台行き2時間で箱根ハイランドホテル前下車 電話/箱根ハイランドホテル 0460・4・8541 http://www.nexus-co.net/highland/ 料金/スタンダードツイン1泊2万3000円(税サ別)~
