温泉療法医がお答えします|温泉療養相談
相談事例5 - 皮膚病に関するご相談
ご相談
埼玉県在住の女性で、湿疹、かゆみ、等の疲労性湿疹でお悩みということで、皮膚に良く効く温泉を教えて下さいというご相談を頂きました。
回答
慢性の皮膚病は温泉療法の適応症の一つですが、皮膚課専門の温泉療法医の指導の元で療養されるのが最適です。次に皮膚病に適するといわれている温泉地、療養地を温泉療法医で皮膚科専門の野口順一先生の著書より引用させて頂きますと次の表の通りです。老神温泉は昔より皮膚病の療養泉として有名ですが、現状の詳細は判りませんので、次のところへお問い合わせください。
◎群馬県温泉協会 群馬県前橋市紅雲町1-7-12群馬県住宅供給公社ビル4F TEL:027-221-4197
◎老神温泉あわしま荘 TEL:0278-56-2311
いわゆるアトピー性皮膚炎の療養に適する温泉地や療養地
(1)高張食塩泉、等張食塩泉、中等(濃)度食塩泉
北海道:豊富、湯ノ川、長沼
岩手県:神安比、海上、七時雨
宮城県:秋保
群馬県:八塩
千葉県:茂原、白子
新潟県:瀬波
静岡県:熱海(海水浴も可能)、下賀茂
兵庫県:有馬
鹿児島県:指宿
食塩泉では、寒季間でも療養が可能である。
(2)単純泉、塩化物泉、重曹泉、単純硫化水素泉
岩手県:夏油
神奈川県:真鶴、湯河原、
静岡県:畑毛
山口県:俵山
これらは緩和性泉であり、保護的な治療に適している。
(3)酸化硫黄泉
北海道:国後島キースルイ・クリューチ(現在ロシア管理)
青森県:酸ケ湯
秋田県:玉川、日景
岩手県:網張、松川、国見、須川
宮城県:鳴子(滝ノ湯、東多賀ノ湯)
山形県:蔵王(最上高湯)
栃木県:那須湯本
群馬県:草津
神奈川県:箱根(湯ノ花沢)。但し現在、療養施設はない。
大分県:別府(明礬、塚原)
鹿児島県:新湯
いずれも緊張性泉であり、昔から皮膚病の名湯とされている。
{野口順一著 皮膚病の温泉水治療法、137頁より}
以上の回答をご紹介いたします。お体をお大事になさってください。
※ 本コーナーは、温泉療養に関する一般的な情報提供を目的としたもので、医師の診療・診断に代わるものではありません。掲載内容は相談当時のものであり、現在の医学的知見とは異なる場合があります。実際の温泉療養にあたっては、必ず主治医(できれば温泉療法医)にご相談ください。